【中国】Facebookが中国再参入に向け検閲機能を開発
【雑学】マーク・ザッカーバーグ氏、ただいま中国語を勉強中。
もうすぐ中国で再び Facebook が使えるようになるかもしれない。11月22日付の 米紙 New York Times によると、SNS最大手の Facebook が、中国市場への再参入を目指してページ上の表示情報を制限できる検閲機能を開発したとのことだ。
ただし、この機能は特定の地域のみで、Facebook ニュースフィードに表示される情報を選別し排除できるものとのこと。
10月に当ブログでも掲載した、中国のネット行政を統括する「国家インターネット情報弁公室」任賢良副主任は、アメリカのインターネット大手の Google と Facebook の中国市場への再参入について、「海外のインターネット企業が、中国の法律を順守し、中国の国益を損なわず、中国消費者の利益を侵害しないならば、中国市場への参入を歓迎する」と述べたばかり。
【中国ネット当局】中国の法律順守するなら Google と Facebook の再参入歓迎(2016/10/20)
中国の方と再び Facebook で繋がる日もそう遠くない。
中国の金盾(=グレートファイアウォール)を突破するために VPN 接続を設定すれば、普段通り中国でも Facebook は利用できるが、この機能が追加され、中国でも VPN 接続しなくても Facebook が利用できれば、非常に喜ばしいことだ。
広告機能も中国向けに使えるのかは、まだ公表されていないが、必ずや利用できる日は来ると思う。
問題なのが、検閲機能が追加された Facabook は、真の “Facebook” なのだろうか、ということだ。
ある国だけ特別に検閲をかけるとは如何なものか。しばし議論が沸き起こりそうだ。
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