【中国ネット当局】中国の法律順守するなら Google と Facebook の再参入歓迎

中国のネット行政を統括する「国家インターネット情報弁公室」任賢良副主任は、アメリカのインターネット大手の Google と Facebook の中国市場への再参入について、「海外のインターネット企業が、中国の法律を順守し、中国の国益を損なわず、中国消費者の利益を侵害しないならば、中国市場への参入を歓迎する」と述べました。
実際に、Google は、中国に再参入する準備をしているという報道もありました。Google は中国政府のインターネット検閲などに反発し、10年春に中国国内の検索サービスから撤退した経緯があります。中国の国益を損なうことをしなければ参入してもいいよという感じなのですが、Google はこの中国の検閲にどう対処していくのか、それとも再参入はしないのか今後注目するところでもありますね。
Google は、まず第1弾としてコンテンツ配信サービス「Google Play」の中国語版を始める計画で、中国メディアによると「早ければ2016年2月にもサービスを開始する」との過去のニュースでありましたが、まだ参入には至っていないようです。
中国では、Android の場合、アプリをダウンロードする際は、Google Play ではなく、中国産のコンテンツ配信アプリを使ってダウンロードしています。正式な Google Play が中国ユーザーも使えることができれば安心ですよね。
Facebook も参入してもいいよという風になっていますが、中国ではすでに似たようなサービスがあったり、微博(Weibo)や微信(WeChat)が主流となっており、厳しい面もありますが、海外の人とコミュニケーションが取りたい中国人ユーザーには需要がありますね。
今後の検閲されたインターネットサービスがどう巨大な中国市場で戦っていくのか楽しみです。
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